ブッダの旦那 〜HIPHOPの美しきシーン〜

HIPHOPのカルチャーや音源、バトル等について

HIPHOPの頂点 人間発電所/BUDDHA BRAND

 

人間発電所/BUDDHA BRAND

 


どうも、こんにちは。

今回は名盤中の名盤で

まさに日本語ラップの金字塔。

HIPHOP好きなら誰もが知る

最強のクラシックを紹介します!

 


アメリカで結成して逆輸入的に

日本で大旋風を巻き起こすグループ、

日本語と英語を混ぜ合わせたラップの権化

そのかっこよさを持ち込みました。

 


そんな彼らの名盤【人間発電所

 


とてもキャッチーでどこか難解に感じる

リリックもリスナーそれぞれで

感じとれと問いかけるような面白さ

があります!

 


"You need a hard to play this game

気持ちがレイムじゃ

モノホンプレイヤーにになれねえ

寺の坊主のよう

スネアドラムス 木魚

お経のBuddha style ライムフロウ"

 


サビで英語をつかうが日本語の

日本の文化も取り入れ、とにかく

強烈にインパクトを残してきます!

 


粋な男のおでまし

イルで1番いかすMC that’s me me

イカれている イっちゃってる 異ノーマル

 


DEV LARGEのバースでは

 

 

 

頭韻のたたみかけ!

『i』で踏みまくってくるので

とても気持ちいいです!

 


他にも紹介しきれないバースが

あるので是非もう一度チェックして頂きたい!

 


何度きいても最高にillで

その魅力に魅了されます!

 

 

 

一番好きな曲を一曲だけ選ばなければ

ならないのなら私はこの名盤を挙げるでしょう。

 


そして粋なラッパーが増えてきた昨今でも

通勤の車中で今でも良く聞くってことが

その証明のような気がします!

 


rest in peace DEVLARGE.

良き影響を与えたパイオニアであり

レジェンドが今もHIPHOPシーンに

上空から下界に睨みをきかしているでしょう。

名バトル記〜UMB2017GRANDCHAMPIONSHIP 椿 vs JAKE〜

UMB2017GRANDCHAMPIONSHIP 椿 vs JAKE


どうも。ブッダの旦那です。今回の名バトル記は
UMB2017GRANDCHAMPIONSHIP
の3回戦 椿 vs JAKE
この一戦について。


先攻の椿はUMBの歴史の中で史上初の偉業
フィメールラッパーとして本選出場を
果たした福岡代表。


一方後攻JAKEは
2015の島根代表、2016の鳥取代表
そして2017も鳥取代表として
予選を3連覇。
中国地方を無類の強さで駆け上がってきました。


そんなプロップスをすごい勢いで
手にしている両者。


1バース
先攻 椿
"地元との約束。 今日は
一番高い山を昇りに来た"
との内容でキックする。


後攻 JAKE
椿に対するリスペクトを
熱を込めながら音に乗せる


2バース
先攻 椿
決して諦めずにここまで
タイトルとりに来たとの内容で
ライミングを繰り出す。


後攻 JAKE
このバースでJAKEはパンチライン
押収をみせます!
"めちゃくちゃイケてるラッパーってことは
言わずとしれてる 頑張ってるなんて言うな
頑張ってるから ここに立ってる"
"女でよくここまで来たな なんて言わない
女が一歩下がる時代は終わりだ 男が一歩先行く時代だ"
"俺の後ろについて来いとは言わない
背中を見てろ"


3バース
先攻 椿
椿も熱いアンサーで応戦する。
"男を舐めてなんかない 男でも女でも
好きな奴は好き 嫌いな奴は嫌い"
そして椿にしか言えない
椿だけのパンチラインをみせます。
"性別で何かを諦めた事は 一度もない"


後攻 JAKE
椿がこのUMBにかける想いをキック
したのを拾い
"今日だけじゃなくて 福岡を上げ続けろ"


4バース
先攻 椿
九州を背負って諦めず戦うと。
椿はさらに熱量を上げ、勝つべくして勝つ
と締める。


後攻 JAKE
ここでもJAKEは安定した
ライミングとアンサー力をみせる。
"勝つべくして勝つMC そいつら蹴散らし
負けるべくして勝つMC"

 

勝者 JAKE


両者の熱量と対話が今大会の
ベストバウトに押し上げたとおもいます。
数々のバトルをみてきた私が
最高のバトルの一つだとおもう、
そして両者のリスペクトがバトル中に
随所にみられ、それがまたパンチライン
生み出し続けた要因でないかと思う。


YouTubeに公式で上がっているので
是非チェックして頂きたい。


皆様も私生活に熱い気持ちを持って
生きる活力になるとおもいます!

 

心揺れる名曲 雪ノ革命/GAGLE

 雪ノ革命/GAGLE

どうも。ブッダの旦那です。
今回は日本語ラップクラシックの一つ
GAGLEの"雪ノ革命"について。


仙台をレペゼンするGAGLE
MCのHUNGER、DJ.MITSU the BEATS 
DJ.Mu-Rからなる三人グループ。
いつも独自の音楽性を世に発信する
筆者も大好きなグループです!


その代表曲の雪ノ革命は
彼らのアイデンティティや道のり
仙台への想いや活動に対する信念を
真に感じられる名盤です。


"よく言われるよ 勝負しないか東京で
トップとSHOWしない?同じ土俵で 
そこでSTOPするな 来いその度量で
共に楽しもうぜALL DAY 有り難いが
まだ遊び足りないんだここで
ここにこれだけ賭けてきたんだ
ダメ元で だから俺らは事は進めるよ
他でないここで friendsと共にその元で"


このリリックに込められた
まるで決意表明のようなHOTなおもい。


ブレないもののカッコよさ

それはHIPHOPに限らず人としての
生き様としてかっこいい。
より沢山の方へ届いてほしいと
おもいます!


"時代はより東北方向へ"

 

 

 

名バトル記〜戦極6章 DARTHREIDER vs 焚巻〜

戦極6章 DARTHREIDER vs 焚巻

どうも。ブッダの旦那です。
今回は初の名バトル記を投稿します。
このシリーズはムーブメントを起こした
MCバトルの名勝負を紹介致します!


記念すべき第一回は
2013年の戦極MCバトル第6章
準々決勝のベストバウト
最年長の片目のオジキこと
DARTHREIDER
平成代表の焚巻の一戦。


世代の壁を打ち崩すかの様に
先行の焚巻がリスペクトを込めた攻めを
見せる。
切れ味鋭いフローとライミング
繰り出すが
さすがの経験値とボキャブラリティでDARTHREIDERも応戦。
どちらも半端なかったが
DARTHREIDERの勝利!


このバトルで生まれたパンチライン
いくつか紹介。


焚巻
年功序列の社会に情熱の亀裂を入れに来ただけ
・糞ガキが有名な奴を超えるって、その一言で心動かされた


DARTHREIDER
・時代は確かに変わるけどどのページめくっても常に俺がいる
・10代だろうが50代だろうが平等に扱うDARTHREIDERスタイル 俺がマイク握れば全て平等 その上に俺がポンと立ってるぜ


フリースタイルのスキルがあがり
バトルイベントが増えた昨今の
MCバトルと比べても全く引けをとらない
むしろそれ以上の中身の濃いバトル。
私自身何十回と観ました。
是非ご覧下さい!!

 

日本語ラップクラシック

HIPHOP日本語ラップクラシック〜

楽曲紹介の合間に筆者が思う
日本語ラップクラシック
10曲を紹介しようとおもう。


長くシーンで語り継がれる
楽曲の中から個人的に思うもので
間違いない10曲を抜粋しています


何年経っても色褪せることなく、
いつだって首を縦に振ってしまう。
これがクラシックだと
これがHIPHOPだと。


1.証言/Lamp Eye
2.人間発電所/Buddha bland
3.蜂と蝶/soul scream
4. NITRO MICROPHON UNDERGROUND/NITRO MICROPHON UNDERGROUND
5.B-BOYイズム/rhymestar
6.知らざあ言って聞かせやshow/TOKONA-X
7.ゆれる/EVISBEATS×田我流
8.AREA AREA/オジロザウルス
9.雪の革命/GAGLE
10.Street Dreams/zeebra


上記10曲も後に詳しく楽曲紹介することに
なると思うので是非チェックしたうえで
紹介記事を読んでほしいとおもいます。

心揺れる名曲 家族/般若feat.KOHH

家族/般若feat.KOHH

 


現在のHIPHOPシーンは
まさにフリースタイルバトルのブーム。


10年近くシーンを追いかける
25歳の筆者もここまでフリースタイルバトルが
ブームになることは想像も出来なかった。


地上波でフリースタイルダンジョン
HIPHOPヘッズではない方からも
ブームとなり、その中でも神の様な
存在としてラスボス般若が鎮座する。


シーンの最重要人物の1人とも言える般若と
日本を超えて世界で。
オーバーグラウンドのシーンでも
発信力の強いKOHH


まさに夢の共演。


家族をテーマとし、
般若は母子家庭
KOHHは幼い頃に父に続き母も亡くしている。
そんなバックボーンを抱えた2人が
亡き父へ送った曲。


リリックを聴けばわかるが
父への恨みを持ちながら成長
し現在は全てを受け入れ
全てを背負いながら強く生きる両者。
強き漢の器を魅せられ
自然と涙が流れる名曲。

 


日本人だけど韓国のお父さんの名前
俺も使うよ KOHH (KOHHのバース)


俺が死んだら約束通り2人で酒呑もうな
(般若バース)

心揺れる名曲 かんおけ/ZORN

かんおけ/ZORN

https://youtu.be/r8CEhAKJTbY


人の業は“死”
誰もがいつかは大切な人のそれに
直面し、自らもそうなる。


いくつかラインを紹介。


産まれた時がスタートで
死ぬまで落ちる砂時計
だけどガラスが曇っていて
残りの砂は見えない


生きるも死ぬも一緒 同義語
生も死もきっと ご近所
一本の糸 人の一生
リリックノートが俺の遺書


明日の事なんてsiriも知りもしねえ
でもまだ未来は俺らの手の中
今動いた嫁のお腹


意味の通ったライミングスキル
は言うまでもないが
フローの強弱とパンチライン
詰め込み方。
ワードチョイスとビートアプローチ。
あくまで自論だが
総合力は現在日本No. 1スキルでないかと
思わせられる。


構成としては
ZORNの祖母の死に直面した
ときのことからはじまり
最後の落としは新しく
迎える生命(第三子)を感じたこと。


生と死をテーマとし、
死ぬまでの間にどう生きていくのか。
大切な人へ感謝の気持ちと
精一杯の愛を注ぐ
簡単な様で難しい。