ブッダの旦那 〜HIPHOPの美しきシーン〜

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名バトル記〜UMB2017GRANDCHAMPIONSHIP 椿 vs JAKE〜

UMB2017GRANDCHAMPIONSHIP 椿 vs JAKE


どうも。ブッダの旦那です。今回の名バトル記は
UMB2017GRANDCHAMPIONSHIP
の3回戦 椿 vs JAKE
この一戦について。


先攻の椿はUMBの歴史の中で史上初の偉業
フィメールラッパーとして本選出場を
果たした福岡代表。


一方後攻JAKEは
2015の島根代表、2016の鳥取代表
そして2017も鳥取代表として
予選を3連覇。
中国地方を無類の強さで駆け上がってきました。


そんなプロップスをすごい勢いで
手にしている両者。


1バース
先攻 椿
"地元との約束。 今日は
一番高い山を昇りに来た"
との内容でキックする。


後攻 JAKE
椿に対するリスペクトを
熱を込めながら音に乗せる


2バース
先攻 椿
決して諦めずにここまで
タイトルとりに来たとの内容で
ライミングを繰り出す。


後攻 JAKE
このバースでJAKEはパンチライン
押収をみせます!
"めちゃくちゃイケてるラッパーってことは
言わずとしれてる 頑張ってるなんて言うな
頑張ってるから ここに立ってる"
"女でよくここまで来たな なんて言わない
女が一歩下がる時代は終わりだ 男が一歩先行く時代だ"
"俺の後ろについて来いとは言わない
背中を見てろ"


3バース
先攻 椿
椿も熱いアンサーで応戦する。
"男を舐めてなんかない 男でも女でも
好きな奴は好き 嫌いな奴は嫌い"
そして椿にしか言えない
椿だけのパンチラインをみせます。
"性別で何かを諦めた事は 一度もない"


後攻 JAKE
椿がこのUMBにかける想いをキック
したのを拾い
"今日だけじゃなくて 福岡を上げ続けろ"


4バース
先攻 椿
九州を背負って諦めず戦うと。
椿はさらに熱量を上げ、勝つべくして勝つ
と締める。


後攻 JAKE
ここでもJAKEは安定した
ライミングとアンサー力をみせる。
"勝つべくして勝つMC そいつら蹴散らし
負けるべくして勝つMC"

 

勝者 JAKE


両者の熱量と対話が今大会の
ベストバウトに押し上げたとおもいます。
数々のバトルをみてきた私が
最高のバトルの一つだとおもう、
そして両者のリスペクトがバトル中に
随所にみられ、それがまたパンチライン
生み出し続けた要因でないかと思う。


YouTubeに公式で上がっているので
是非チェックして頂きたい。


皆様も私生活に熱い気持ちを持って
生きる活力になるとおもいます!